Audio Processor
オーディオ プロセッサ
旧アナログセレクタ基板は こちら .
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日経オンラインで見つけた ちょっと気になる石
2003/02/10付 日経onLineより
NJW1141 /JRC
4チャネル入力セレクタ, トーン制御, バランス, ボリューム,および AGC機能を内蔵。 テレビ等の音声信号処理に必要な機能に特化することで
1チップ化。 内蔵の AGC機能により切り替え時に発生する ソース間の音量差を低減。 各種機能の設定はI2Cバス・インタフェースで制御。 4月から量産で
規模は100万個/月 を計画。
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何度か 試作・ トライ していた機能に 【AGC】 があります。 なかなか思った通りのものが出来ないので日の目を見ずにオクラ入りしていたのですが、その用途に使えそうな IC が見つかりました。 テレビ等向け との事ですので ハイクラス・オーディオ とはちょっと異なる用途ですが 所詮 AGCは外道ですから 問題なしとしましょう。 発売元のJRCでは、Audio Processor と呼んでいます。 かっこい〜ぃ ので呼び名はそれに準拠しましょう。 少しばかり発売開始から時代が過ぎてますが入手出来ました。
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NJM1141 各ブロック イメージ
NJW1411は、音響装置として必要な各種の制御を1個のICで済ませることができる内容となっています。
・Line入力切替 ( 4ch )
・音量
・バランス ( 左/右 )
・トーンコントロール(低音/高音)
・自動ゲイン調整 (AGC )
iいわゆる、コントロールアンプやプリアンプ と呼ばれる機能をマイコン制御によって実現できます。アナログ部が IC 1個に凝縮されますので 手軽に高機能
Audio Processor が実現出来そうです。
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参考回路
一つの入力端子には、アンプを入れていますがこれは、AGCの効きを 有効に使うために入れました。 0.3Vrms入力でAGCが効き始めるので
ソースによっては不足することが考えられるためです。
(その他はDatasheetに準拠した回路相当です)
制御マイコンは、今回も AVR tiny48を使います。 I/O数が多いので 最近出番の多いマイコンです。 |
設計目標機能 (AudioProcessor基板) |
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1. 入力切替 4ch
2. 音量調整
3. L/Rバランス調整
4. 低音調整 (トーンコントロール)
5. 高音調整 (トーンコントロール)
6. AGC ON-OFF (Gain調整チャンネル1)
7. 赤外リモコン使用可
8. LCD表示可 |
基板サイズは、Sysytem72に準拠して 71x47mm で設計します
入力端子に レベル合せ用の抵抗ATTを入れられるように
してあるのですが、縦型挿入する分しか面積がありません。
入力カップリング用コンデンサも超小型の使用が前提です。
基板が出来てきました。
マイコン制御用にVRが4個、切替SW 2個 入力端子 ・ ・ ・等、 多数の機構部品がつながるのでそのままではスパゲッティ状態となりそうですから、
Debug用ケースを用意しました。 電源(DCDC)も合わせて載せ 1個で完結出来るようにします。 |
Audio Processor用 タカチYM-130 加工中
手元にあった小型・薄板のシャーシを使ったのですがちょっと小さすぎました。 なんとか並べましたが 1ランク上のサイズを用意すべきだった? (なお
DCDC基板はヒートシンクを外してアルミ板製に付け替えてます)
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・ ・ 寄り道 ・ ・
I2C I/F の LCD をdebug用に使ってます。
どうも I2C LCD と当方の相性が悪いらしく
毎回 苦労します。 今回使ったのは
こちらの小型/薄型 LCD (AQM1602) です。
上:AQM1602 下:ACM1602
「 アドレスが違う、初期化コマンドが違う 」 は良いとして
なんと、RSに相当する ビットの位置が ACMタイプと
AQM小型タイプで 違うんですね〜
今回も またまた何で表示出来ないのか
悩まされました ・ ・ ・
要するに違いは下記の通り
・ ・ 閑話休題 ・ ・
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VRやスイッチに配線すると思った以上に 盛りそば 状態です。
それでも発振や異常動作しないのはさすがです ・ ・ ・
(VRやスイッチにオーディオ信号は流れませんので )
小型化するために、入出力端子にはRCAタイプは御法度です。
3.5φステレオタイプのプラグ&ジャックで対応します。
大盛りそば ながらケースの蓋はちょっと押し込めば 閉まります。
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工事中
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