XMOS系の DSD対応 DDC3種+1 使ってみた
無線と実験 扱いのDDC追記

DDC  (Digital Digital Converter) とは 和製英語的表現。  要するに
デジタルをデジタルに変換したけど まだアナログではない ・ ・ の略

別途 DAC(Digital Analog Convereter)が必要。 DACは こちら

 追記:無線と実験誌編

XMOS XU208搭載型のDDCです。
特筆事項として、SPDIF出力がありますので PCMのハイレゾが簡単に楽しめます。 DSDは SPDIFの出力には乗りませんので ダイレクトDSDを期待される場合は、I2S での接続になります。

XMOS XU208 DDC



C384とXMOS XU208 の各DDC




コネクタ付き XMOS XU208



上の写真は、C384互換の 8pinコネクタと 2pinのSPDIFコネクタを付けた写真です。 8pin側のコネクタを 制御基板につなげば Combo34 と同じように音が出せます。

但し、8pin側には Muting信号が無いので 切り替え時の ノイズが気になります。 この DDCのメリットは SPDIF出力が必要な方のみになりそう。

なお XMOS XU2088 の出力は下記のようになってます。

 1:DATA
 2:BCK
 3:LRCK
 4:MCK
 5:DSD
 6:GND
 7:SPDIF
 8:GND
 9:5V


追記 ここまで
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 以下、以前のコンテンツです
XMOSを使ったUSB DDC基板を 手に入れたので 早速使ってみました。
現在DSD対応としては、Combo384をDAC設計時のリファレンスに使ってますが
これらの基板が当方の制御やDAC基板で動くか ・ ・ ・ を確認するのが目的です。

まずは、
ご存じ Combo384 /Amanero社

・XMOS系ではありませんが 比較用として登場。
・ 結構安定して動作してます。 
・ 何枚か持っていますが、古いバージョンの基板も ファームウエアは Verアップせずそのままで使ってますが 事無く使えてます。

変換内容 : USB to I2S


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ついでに Combo384 2ndソース基板を確認しました。
Amanero社の ライセンス生産品と思われます。

Combo384 (青)



usbviewr.exeで デバイス確認

ファームのバージョン(bcdDevice)が異なるが、これはライセンス先
での 管理番号と思われます。  Foober2000 での 接続動作は
まったく 設定変更無しで、DSD/PCM とも 動作確認出来ています。
(ベンダーIDが 一緒なので 当然であるが)







XMOS USB /DIYINHK社


・ 最初、ドライバーが全くだめでデバイスエラー状態でしたが、最新のドライバーで動くようになりました。 (2ヶ月ほど放置状態)
・ 外部から3.3Vを供給する必要があります。 元々は基板上に3.3Vスポットレギュレータを載せるパターンがあるのですが、電流不足だったらしく、実装されていません。 今回動作させるに当たり、基板の下に3.3V レギュレータを付けました。 大きめの 1A型を使いました。


変換内容 : USB to I2S



XMOS黒 /HTPC社

・ SPDIF出力用のRCAコネクタ付きです。 パルストランス経由で出力されます。 当然ですが、DSD再生時には 出力されません。
・RCA付きの分、基板サイズは一番大きいです。

変換内容 : USB to I2S 及び S/PDIF


3種類のDDC と 新・制御基板V2.3

・ なんと全ての DDC基板の出力端子には 20Pヘッダーを使ってます。
つまり、制御基板との接続は、ケーブルの配線順番を変えれば OK!


それぞれの基板用、20P-8Pコネクタケーブルを作って見ました



<参考> 各基板の出力20P端子配列

*) 参考ピン配列です。 各社のマニュアルにて 各自ご確認ください。


Foobar2000 で動作確認しました。 
3枚とも DSD / PCM 動作OK です。


◆ 動作結果と感想
・ DIYINKH製は、買った当初のドライバーでは動作させることが出来ず、放置してたのですが、後から買った HTPC製がすんなり動いたので 「これはいかん」とばかり、DIYINKH社にメールし 確認。 新しいドライバで 動作OKとなりました。

・ Muting端子は 全ての基板にありますが、XMOS黒 からは信号は出てませんでした。DIYINKHは [DSD⇔PCM] の場合は出てますが [DSD⇔DSD]や[PCM⇔PCM] では出ない様です。 また出力タイミングが遅い?のか切替ノイズは出ています。切替時ノイズにMutingの効果があるのは、combo384 のみでした。

DIYINKHでは、外部から3.3Vを供給するように説明されてますが、その場合 制御基板のアイソレータICの動作も この3.3Vからとなるため都合が悪いです。 上記の改造例のように、USBの 5Vから 3.3Vを供給するように 改造したほうが良いでしょう。


■■ 結論 ■■
どの基板も、20P-8Pケーブルの配列組み換えで使用できることが確認出来ました。
音質評価までは 今回行ってませんが、特段に差異は無いように感じますので お好みで組合せ可能かと思います。 但し、「XMOS黒」 「XMOS DIOYINHK」 には上記のような不都合がありますので 留意が必要です。

 ◆ XMOS黒 : SPDIF出力が欲しい場合は、この基板が must
 ◆XMOS DIYINKH : 財布に優しい!。 コスト最優先なら コレ
 ◆Combo384 : 当方の リファレンス用 です。  一押し



* お断り) 
・各社とも 基板の出荷時期や ファームウエアVer、ドライバーVer に機能や性能が左右されると思います。 上記内容は 参考としてご覧下さい。 最新情報は 各社の HP/web などでご確認ください。


・各社のDDC基板について 動作保証するものではありません。各 DDC基板についての確認・質問等は入手先 または各メーカに お問い合わせください。

当方が提供する制御基板等に付属するケーブルは、combo384用として準備されたものが付属します。 他の基板にご使用の場合には、各自にて 加工して使用願います。

     (下記、コンタクトピン外し方 参照あれ)


 補足:XMOS用のDriverについて
・ Xmos用のドライバーは、XMOS黒 と XMOS DIYINHK ではソースの元が同じで、かつ現在提供されている Ver. も 同じですから、この2つを混用する場合 注意が必要です。 どちらか 一つに絞った方が良いでしょう。 どうしても 混用する場合は、DIYINHK用を先にインストールし、XMOS黒は 後からインストールするようにしないと 上書きしてしまい、先にインストールした分が ダメに(認識しなく)なる場合があります。 
・ インストールした時の USBポートは変えないようにします。 後で USBハブ経由などにすると認識しなくなる場合があるようですので、どのポートでインストールしたか覚えておきましょう。


  参考:ドライバー全部入りの状況 (foo_dsd_asio)
 
           Foobar2000の設定詳細は こちら


DDCのドライバーを 各種インストールしてる状態では
使用するDDCを変えた場合に設定 しなおしが必要です。

<参考> DIYINHKを使用する場合の設定(選択)ステップ






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番外編

基板に付属する REタイプ や RFタイプのコンタクトピンを外して
順番を入れ替える場合、下図のようにカッターの刃で コンタクトピンを
押さえている 爪を起こす事で 簡単に抜くことが出来ます。
製造メーカーによって形状に若干の差異があるようですが
その点ご了承下さい。  参考:「 コネクタについて


手順

(1) コンタクト(金属)をハウジングの爪で押さえてます


(2) ハウジングの爪をカッターの刃で少し浮かします。
下の写真の状態で、線材を引っ張って コンタクトを
少しずつ抜きます。 引っかかりがあるときは カッター
の刃の当て方を 変えてみます。


(3) 爪の引っかかりをうまく 避ければ コンタクトは抜けます


(4) 次のコンタクトを外します



*  何事も慣れです。 爪を起こしすぎると折れます。
ハウジングは柔らかいプラスチック成形品です。
優しく扱えば 何度でも使えます。



- - - - - ダメにした場合は - - - - -

、ハウジング無しで 使う手があります。
コンタクトピンの部分を熱収縮チューブで覆うと
完璧です。


でも、順番を間違いやすくなるので 最終手段として使いましょう。





--------- ついでに ---------


電源用の EH コネクタも同様に コンタクトを抜けます

EH-3 のコンタクトを抜く例です

(写真のケーブル配列は 標準・正常)


ハウジングの爪をカッターの刃で少し浮かします。
下の写真の状態で、線材を引っ張って コンタクトを
少しずつ抜きます。 引っかかりがあるときは カッター
の刃の当て方を 変えてみます。



爪の引っかかりをうまく 避ければ コンタクトは抜けます




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