電源off時のMutingタイミング について | |
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下の波形は、system72系で使っている 電源基板(3300uF)に Muting回路だけ つないで、電源off した時の波形である。 ACが切れてから 約2.8秒後に 5Vの 電源電圧が 4.3Vを割り、Mutingが onする様子が分かる。すなわち、電源負荷 が軽い場合、5V系の電源電圧は かなりの時間保持されることが分かる。 赤: ACの半波整流波形 黄:Mutingリレー駆動波形 |
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AC検出用に 電源トランスを独立した専用ものを使うのは 非効率的なので 電源トランスを共用することにすると、AC整流後にアースでループを作ってしまう ことになり具合が悪い。 ACを取り込む回路は 他の回路のアースとは分離したい。 ということで、フォトカプラを使うことによって、電源トランスのAC側グランドとは 分離し アースループを避けることが出来ます。 LEDは動作を視認するために入れました。 フォトカプラは、東芝のTLP621(1回路入り)を使用してます。 AC検出回路です。電源トランスの2次側からACを取り出して半波整流しフォトカプラを駆動します 基板は、ユニバーサル基板(72X47)を使って上記回路を組む。部品が少ないので 基板上はスペースだらけである。 なお、見栄えの観点から、system72と組む ユニバーサル基板には、事前に緑の塗料(サンハヤト/レジスト塗料)を塗布して 見栄えを揃えています。 その基板と、Muting基板をスペーサを使って2段重ねにして使用する。 Sysytem72基板の得意技の一つである。 CN602接続時の AC半波整流波形(赤)とフォトカプラ出力(黄)の波形です。 |
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上記で作った回路のポトカプラの出力を、Muting基板の CN602の1pin(GND)と 3pin(PORTD2)につなぐ。 PORTD2は、マイコンのINT0端子であり、AC駆動の パルス波形で割込を発生させ処理するようファームの変更が必要です。 ソフト的には、フォトカプラによりINT0で割り込まれたら変数カウンターを クリアする方式 としています。 ACパルスによるカウンタ値のクリアがないと、電源offとして判断し、Mutingを on して、マイコンはループ(HOLT)します。 従って、Brown-out Detectionでマイコンがリセット するまえに電源を再投入すると、Mutingは解除されません(CPUはHOLTのまま)。 ACの検出回路が接続されない場合は、従来通り Brown-out Detectiontの4.3Vに 電源電圧が下がった時点でMuting on します。 (最初にACパルスがPORTD2に入力され ているかどうかを確認していますので、AC検出回路が無くても 従来通りで動作します) |
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下の波形が、完成後のACとMutingu回路の動作の様子です。 赤はAC側の半波整流波形、黄色はMutingリレーの駆動波形です。 AC100Vの瞬停/瞬断を考慮し、4サイクル相当 約80mS間 ACの 入力が無かったら Muting が on します。 |
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Muting 基板の現行品は、本機能を盛り込んだ ファームバージョンとなっています。 Muting基板の現行品例 |
電源基板type-STD2にACパルス検出部を搭載し、
Muting基板との連携するようにしました。 こちら から
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Nov,2012 update