System72 でデザインされた各種電源 => system72 とは 現在 6種類の電源が用意されています。 各基板は、 system72 に準拠した 基板サイズ/コネクタ仕様 となっています。
各基板の比較写真は こちら と こちら (新index) ◆ 上記、1, 2, 3 の電源基板高さ比較は こちら ◆ 電源トランスの候補は こちら ◆ トロイダルトランス用基板については こちら |
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1. ±15V 、5V電源 (system72 基板各種 供給用) ( Type-STD2 ) スペック的には、従来品の (下欄の) type-STDと同じですが (1)整流ダイオードに ショットキータイプを採用 (Rohm/RB160A90)または(Vishay/SB1H100) (2)電解コンデンサに、ニチコン FWシリーズ(オーディオグレード)35V6800uF (3)Muting基板への連動信号端子付き など 強化された電源基板です。 従来のtype-STDは廃版となります。 Mutingとの連携については こちら を参照下さい。 ・出力電流について AC15V〜16Vのトランス使用の場合で、±15V出力で 0.3A程度、5V出力で 0.15A程度までの出力電流が目安である。 <概算例> 負荷時の整流DC電圧 20Vとすると 15V の レギュレータ許容電流は 1.5w /(20V - 15V) = 0.3A // 損失1.5Wとした場合 5V に 0.15A流した時の 5Vレギュレータ損失は (20V-(47Ωx0.15A)-5V )x 0.15A = 1.2W // 0.15A流すとして |
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3-1. ±15V(±12V)、5V電源 (systemu72基板各種 供給用) (Type-tiny) ・ACを入力し両波整流回路で整流後、 +15V、-15V、+5Vのそれぞれの3端子レギュレータで安定化される。 ・ACの入力電圧は、15V〜16V程度が、レギュレータの消費電力などを考慮すると最適であるが、耐圧的には AC17Vが最大。 小型ヒートシンク使用しているものの損失は、大凡1.5W〜2W程度以内が限界。 使用するトランスのレギュレーションにもよるためそれぞれで確認を要す。 AC15V〜16Vのトランス使用の場合で、±15V出力で 0.3A程度、5V出力で 0.1A程度までの 出力電流が目安である。 <概算例> 負荷時の整流DC電圧 20Vとすると 15Vのレギュレータ許容電流は 1.5w /(20V - 15V) = 0.3A // 損失1.5Wとした場合 5Vに0.1A流した時の5Vレギュレータ損失は (15V-5V )x 0.1A = 1.0W // 0.1A流すとして ・整流回路の平滑用コンデンサは、3300μFx2 (25V/85℃) を使用。 ・+5Vの3端子レギュレータ入力は、+15Vより取り出してます。 ・±15Vの出力端子は、EH-3コネクタ 2個用意 (パラ接続)、 +5V出力端子は、EH-2コネクタ 1個 ・基板サイズ:72o x 47o ・基板の高さ(部品取付突起含み) 約32o ・基板材質 : RF-1 両面スルホール この電源基板を使ってケースに組み込む例は こちら (各電源基板の高さ比較もあります) 3-2. ±15V(±12V)、5V電源 (systemu72基板各種 供給用) (Type-tinySP) 基板は、上記の tiny用と同じですが 電解コンデンサを ニチコン FW 4700μF ×2 、ショットキーダイオード使用 等、 グレードアップした SP(スペシャル)タイプです。 使用コンデンサの高さが高くなります。 詳細は上記 3-1. 参照願います。 ・基板サイズ:72o x 47o ・基板の高さ(部品取付突起含み) 約38o ・基板材質 : RF-1 両面スルホール メーカー都合により、ヒートシンク端面・黒アルマイト処理が無くなりまししたので、混在する場合があります |
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(4). DC12Vから5V (CDドライブ用電源) 2016.01〜 基板改版 ・比較的大容量の電流が必要な CDドライブ用の 12V と 5Vの電源を作るためには、ACアダプタを 用いるのが便利である。 ACアダプタを使用することによって、趣味の電子工作で一番問題(危険度が高い!) AC100の一次側の問題がクリアされる。 ・DC12Vアダプタを使用するので、ドライブ側の12Vは、1000uFパスコン経由でストレートで供給する。 ・12Vから 5Vを作る場合に 大電流分を 3端子レギュレータを使うと極めて効率が悪いことになるため、 本電源基板ではドライブ用5Vは、DC-DCコンバータを使用している。 ・コントローラ用は、比較的小電流(150mA以下)のため、3端子レギュレータを使用して、 ドライブ用の5Vとは分けている。 ・ネジ式3Pコネクタより、12Vと5Vを取り出し可能なので、「ペリフェラル電源コネクタケーブル」を このコネクタ接続すれば ドライブに接続が可能になる。 ・基板サイズ:72o x 47o ・基板材質 : RF-1 両面スルホール 考え方については こちら を参照。
2016型 New DC-DC基板(12V/5V) 基板/改版しました(適合DCDCモジュール拡大)
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(6)DC15V入力から、±12V及び+5Vを取り出す、DC-DCコンバータ電源 (LT1054使用) < 概 要 > ・ LT1054のタイプに 8-DIP を使用したものと 16-SOIC を使ったタイプとあります。 スペック 同等です。 ⇒出荷時、混在する場合があると思われますが ご容赦願います。 ・ ±12V +5V の3出力が得られます。 -12V 200mA 対応のため LT1054を 2個載せています。 ・ 3端子レギュレータに ヒートシンク を使用してますので基板の部品高さが 25oになります。 ・ -12Vの 負荷特性につきましては、下図参考資料 を参照ください。 ● 売店コーナーの お手軽電源セットも この基板を使っっています。 < 特徴 > ・ ACアダプタ (15V〜16V/1A程度)を使用し、電源トランスを使用しないで手軽に ±電源を作り出します。 ・ +12V200mA、-12V200mA、+5V200mA 程度が得られますので、DAC等の実験に手軽に使用できます。 ・ 出力用コネクタは、 ±12V用 EH-3型 2個、+5V用 EH-2型 2個、 があります。 ・ DC入力端子は、[外形5.5mm 内径2.1mm] [センタープラス] のプラグに適合します。 ◆ 8pin DIPタイプの IC使用 基板バージョン。 メーカー都合により、ヒートシンク端面・黒アルマイト処理が無くなりましした (写真は黒アルマイト処理あり) ◆ 16pin SOICタイプの IC使用 基板バージョン。 LT1054が、SOIC(表面実装)タイプを使用した基板です。 基本仕様は上記の 8PinDIPを使った基板と同等です。 参考回路図 <参考資料> ・ACアダプタ (15V〜16V/1A程度)を使用し、電源トランスを使用しないで手軽に±電源を作り出します。 -12V強化バージョンは、LME49600ヘッドフォンアンプ等にいかがでしょうか。 ±12V、 -12V強化タイプ LT1054を2個搭載して並列運転します。 -200mAの出力が得られます。 <参考>下図グラフが、LT1054を1個、 2個並列運転の場合の負荷電流 VS 出力電圧の参考測定値です。 ◆ ACアダプタには、15V〜16V(max16V) 600mA以上のものが お勧めです。 ◆ 使用している DC入力のジャックは、 「2.1mm標準DCジャック」 です。 回路の詳細については、 こちら でLTspiceを使ったシミュレート検討を参照下さい。 |
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(7). ディスクリート回路による、電源基板です。 ・LTspiceを使って、検討を進めていますので 自分で設計してみたい方にも参考になりかも。 詳細は こちら
参考回路 |
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(8)DCDC モジュールを使った電源基板 < 特徴 > ・ DCDC電源モジュールを使った電源基板で ±15V 200mA +5V 500mAの 3出力タイプです。 ・ 下記のような用途に便利です。 (1) +5VにもDCDCコンバータを使用。 電流容量 500mAに対応。 (2) 基板上の部品が 約21mm。 基板高さを抑えたい場合に適します。 (3) 入力電圧範囲が 9V 〜 25V と広範囲に対応可能です。 ・ 出力用コネクタは、 ±15V用 EH-3型 2個、+5V用 EH-2型 2個、 があります。 ・ DC入力端子は、[外形5.5mm 内径2.1mm] [センタープラス] のプラグに適合します。 また、ネジ式の入力用端子も付いてますのでアダプタのプラグサイズが合わない場合は ネジ式端子で使用可能です。 参考回路 |
電源各基板の比較写真 左から ディスクリート5V、 DCDC±12V+5V、 Tiny, Tiny-SP、 Type STD2 左から ディスクリート5V、 DCDC±12V+5V、 Tiny, Tiny-SP、 Type STD2 左から Type STD2、 Tiny-SP、 Tiny 各基板 STD-Type2、 Tiny-SP、 Tiny に使用する電解コンデンサと放熱器 Type STD2基板 Type Tiny-SP基板 Type Tiny基板 DCDC±12V+5V基板 ディスクリート5V基板 |
AMVECO 70053 (現在、売店にて販売中のタイプ) トロイダル型 基板取付タイプ Primary 0-115V 2回路 Secondary 0-15V 10.0VA x2回路 (0.66A) 他に使えそうなものとして: 70063 トロイダル型 基板取付タイプ Primary 0-115V 2回路 Secondary 0-15V 12.5VA x2回路 (0.83A) 70043 トロイダル型 基板取付タイプ Primary 0-115V 2回路 Secondary 0-15V 5.0VA x2回路 (0.33A) 結線の仕方は こちら を参考に 専用基板を作りました。 こちら を参照ください。 |
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東栄トランス J15022 EIバンド型ラグ端子出し 概略寸法 W50(L70) x D39 x H43 Primary : 0 - 90/100V Secondary : 0 - 12/15V ×2 0.2A |
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ノグチトランス PM-1805W EIバンド型ラグ端子出し 概略寸法 L83 X D55 X H53 重量0.7Kg Primary 90V-100V-110V Secondary0-16V-18V 0.5A 2回路 |
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菅野電機研究所(SEL) SP-1503W EIバンド型ラグ端子出し 概略寸法 L78mm×D49mm×H48mm Primary 0-100V Secondary 0-12-15V ×2 0.3A |
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ノグチトランス PMC-1805W カットコアオープン型 ラグ端子出し 概略寸法 93X60X37 / 重量0.6Kg Primary 100V-110V(E) Secondary0-16V-18V 0.5A 2回路 |
ATAPIコントローラとCDドライブの電源について | |
必要な ACアダプタの電流容量スペックを求める場合の例として 2つほど計算例を示します。 |
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1. パイオニア DVR A15J : 5V2.1A, 12V1.4A のスペックのドライブの場合の必要な電流 5V*2.1A = 10.5W 変換効率80%であるから 10.5W/0.8 = 13.125W すなわち、2.5Aの12V電源を要す。(またはそれ以上の電流容量のACアダプタ)
2. HL-DataStorage GCR-8406B : 5V0.9A, 12V1.5A のスペックのドライブの場合の必要な電流 5V*0.9A = 4.5W 変換効率80%であるから 4.5W/0.8 = 5.625W すなわち、この場合 12V2A電源で可能。(またはそれ以上の電流容量のACアダプタ)
■参考: ・これらドライブの定格電流は常時流れる電流ではありません。モータ起動時などの電流です。 ・アダプタの電流容量(A)は、必要とされる電流容量より大きめを選ぶと「余裕ある電源」ということになります。 ・上の計算で ATAPIコントローラとLCD用の電流(97mA程度)はネグレジブルとしてます。 ・ACアダプタは 例えば秋月の3A以上容量ですと 「M-00936」「M-00244」 等が該当します。
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電流の確認測定 (HL-Datastrage GCR-8406B) ■ ACアダプタ12Vの出力電流 0.1Ω両端 大凡max150mV => アダプタ12Vの最大電流は、1.5A 程度 ■ ドライブ電源 12Vの流入電流 0.22Ω両端 大凡max190mV => ドライブの12V流入電流は、 0.86A程度 ■ ドライブ電源 5Vの流入電流 0.22Ω両端 大凡max280mV => ドライブの5V流入電流は、 1.27A程度 電力を確認すると ・ 12Vアダプタの電力ピーク = 12V*1.5A = 18W ・ ドライブの流入電力ピーク = 5V*1.27A/0.8 + 0.86A*12V = 18.257W おおよそ、供給 = 流入 であることが確認できる。 (当然の結果ではあるが・・・確認・・・) ドライブのスペック上からの計算では、23.625W必要であったが実測ではその計算値を22%程 下回る結果である。 これらの測定は ドライブを全ての条件下で電流測定したわけではないことをお断りしておく。 |
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