IHF-A フィルター

DACを計測しているとフィルターが必要になる場合が多々あります。
JIS や CCIR、IHF等 色々なフィルターが存在するのですが、今回は IHF-A とよばれる フィルター特性を持つものを作ってみました。


webを調べると結構色々なところにデータや回路が載ってますので 一から計算するのでは無く、手っ取り早く これらの情報をベースに作って見ます。

 参考web: こちらこちら 

コンデンサを基準にするか、抵抗を基準にするかで 定数の置き方が変わるのですが、当方は、なのかと便利そうなので コンデンサを基準にして 抵抗値を合わせることにしました。 そのために作ったのが、複合抵抗値の計算ソフトです。

ソフトは、 こちら からダウンロードできます。


さて その方法で作ったのが 下の回路です。 


ダブルクリックで拡大


上記の測定結果

ほぼ狙い通りとなった特性。


高い周波数でうまくいかなかったので、LPF2段目の時定数はオリジナルを使用しました。 どうもスタガ比がうまく取れなかったみたいですが、2段目のみ オリジナル値にしたところ事なきを得ました。    

           10KHz以上でのハイカット量が少ないです!

うまくいかなかった時


( 10KHzで-34.7dBほどにならないといけないのですが ・ ・ ・ ・ ・ )


ケースに入れて使いやすくします。 A・oneの転写シールを使って印刷したのですが、解像度を間違えて(75DPI)しまったので、 ぼけぼけですが無いよりは 「まし」 といことで OKとしましょう。


ケーシング





電源基板は、LT1054版を使用



実際の配線は、IHF-Aのみ配線してます。
IHF-Cは未使用です。




ケースに使用した転写シール



何度も失敗 ! しました
が、何とかなります ・ ・ ・





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